調理は調理する人の「心」で輝きます。食材の力を引き出すのは自信と技。一年間の調理実習では、十勝の食材をふんだんに使用し、調理師としてのホコリと楽しさを伝えます。
工藤 一幸先生
「十勝フードデザイン研究所」
元「北海道ホテル」取締役総料理長
世界における料理をとりまく環境はめまぐるしく変化し続けています。今、自分たちにできることは何か、料理人として何を伝えていくかをしっかりと考え、料理によって人々に幸せを伝えられるよう、自分自身を磨き続けましょう。常に挑戦することを惜しまず、感性を豊かに料理を楽しむことを忘れずに学んでください。
実習では食材の扱い方、調理器具の扱い方など基本技術を習得しイタリア料理の基礎を学びます。また市内で活躍されているオーナーシェフからのきめ細やかな指導や実習を通して調理の現場で活かせる実践力を磨きます。
西澤 孝昌先生
「ラ・ステラポラーレ」オーナーシェフ
食に対する関心が高まっている時代を迎えています。本当に良いものを自分たちの目と舌で判断できるスキルを身につけましょう。環境に恵まれたこの十勝には、良い素材が豊富にあります。十勝で食に携われることを喜びとしながら、十勝のより良い食文化のために一緒に頑張っていきましょう!
旬の味覚で目と舌を同時に楽しませる日本料理。季節感を表現する華やかさの裏で、きめ細やかな作業を重ねる地道な世界です。食材を見極める目を養い、和食の高い芸術性とおもてなしの心あふれる伝統の技を学びます。
木幡 好斗先生
日本料理「八寸」店主
料理というのは楽しみながら作らないといけません。料理人が楽しく作れない料理は美味しくはならないからです。笑顔をもって料理をし、お客様とも笑顔で接する時に最高のおもてなしとなります。出会った人々、素材、全てに感謝の気持ちをもって常に前向きに料理と向き合っていきましょう。
約八千種類にも及ぶ中国料理は四千年の歴史を刻んでいます。火の料理とも言える中華。彩り鮮やかで、そのダイナミックな調理とは対照的な繊細な細工と美しさは、たった一本の包丁から生み出されます。「医食同源」が示す通り、短時間で合理的な調理法で食材の持つ栄養を余す事なく取り入れる、まさに食の神髄。日本でも数少ない薬膳料理のプロから、正しい知識と技術を学びます。
漆原 稔育先生
十勝川温泉第一ホテル 料理長
元「桃花」店主
古来、中国では料理を作る人を食医とされ医者と同等だと考えられていました。調理師とはそれほど重要な職業なのです。常に人の健康を預かる責任を考えながら調理に立ち向かってほしいのです。自分にきちんとした知識と技術を身につけ自信を持って大きな夢にチャレンジしましょう。
近年、卒業後の就職先として多くの生徒が注目している「集団給食」。学校・病院・保健所・老人福祉施設など大量の食事を扱う集団給食。栄養面を考慮し、集団むけに大量に衛生的に確実に調理することを学びます。
立川 健先生
元「慶愛病院」給食部門顧問
夢を叶えるには、それぞれ職に対する将来の夢があるでしょう。夢は突然プレゼントしてくれるものではありません。好きなことを仕事にすることで将来の目標が立てやすくなります。人生を豊かにする「食の素晴らしさ」を伝えて欲しいと考えています。皆さんと会える日を楽しみに、心から願っています。
日本・西洋・中国料理のほかに、数々の特別実習を開催。実際にその道の専門家として現在活躍している講師から、プロの技を学びます。シェフや板前、ソムリエ、パティシエなど、自分の好きなジャンルや卒業後にチャレンジしたい仕事にじかに触れる絶好の機会です。